体臭のことでお悩みではないですか?!(体臭の原因、対処法、予防法、セルフチェックについて)
ワキガに悩んだ僕ですが、今、大きな問題になっているのが、スメルハラスメント…。
自分が発している臭いに気が付かず、学校や職場でそのことに被害を訴える周囲の人が現れる。
それが要因で、臭いを発している人が激しいバッシングを受けたり、差別を受けたりする…。
つまり、ハラスメントの加害者になる…。
今の社会のこの現実、凄く哀しい気がします。臭いを発するという事は、決して自分のせいではない…。
体質や生活環境、生活習慣、ストレスなど、様々なことに起因するわけですが、それで、“加害者”扱いされるのは何とも辛い!
とはいえ、やはり、マナー、エチケットとして、周囲の人に迷惑をかけるようであればやはり改善したいところ…。
今回は臭いの中でも、体臭にフィーチャーして、今日もまた専門書やWebでかき集めた情報、そして、いつもの“先生”の見解をもとにブログを進めてゆきたいとおもいます。
体臭が発生する原因について
さて、Webや専門書から得た情報から、その原因に関してまとめると以下のようになります。
汗のニオイ
汗のニオイが気になるという人は多いことと思います。
本来、汗自体はほとんど無臭です。それが汗臭くなるのは、体表の皮脂と汗が合わさったところに雑菌が繁殖するためです。また、汗にもいい汗と臭いやすい汗があり、臭いやすい汗は塩分などのミネラルが濃くネバネバした汗で、それが雑菌に分解されることで、体臭を悪化させることになります。
ワキガ臭
これは今まで書き綴ってきたことのおさらいになりますが
ワキガ臭の原因は、遺伝的にアポクリン腺と呼ばれる汗腺が多い「ワキガ体質」にあります。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。
エクリン腺の汗は99%が水分で、残り1%にわずかに塩分や尿素が含まれているものです。
しかしアポクリン腺の汗は、白っぽくネバネバしており、タンパク質、糖質、脂質、アンモニアなどが含まれています。
それが脇の下に常在する細菌に分解されることで、強いニオイが発生し、これがワキガと呼ばれるのです。
加齢臭
40代以上に多いといわれている加齢臭ですが、その原因はズバリ「ノネナール」です。
ノネナールは、体内にある脂肪分から作られた9−ヘキサデセン酸が、活性酸素によって酸化することで変化したもの。
活性酸素は、40代以降に増えることから、加齢臭と呼ばれます。
とくに耳の後ろ、首筋、耳、ワキあたりに発生し、古本のような、ロウソクのようなニオイがします。
一般に男性に多いと思われていますが、更年期以降の女性にもよくみられます。
ミドル脂臭
30代半ば〜50第半ばくらいに見られる使い古された油のようなニオイをミドル脂臭といいます。
ニオイの原因は、ジアセチルという物質です。
汗のなかの乳酸が、体の表面に住む細菌によって分解されることでジアセチルは発生するのですが、このジアセチルと皮脂臭が混じることで、ミドル脂臭となるのです。
主にニオイが発生する場所は、後頭部です。
体臭を改善する対処法と予防法
こちらも、Webや専門書から得た情報から、まとめてみました。
体を清潔に保つ
体臭予防のために欠かせないことのひとつは、毎日の入浴で体を清潔に保つことです。
- 汗
- 皮脂(角質、フケなど)
- 細菌
この3つが揃ったときに、悪臭を発します。
毎日の入浴で汗や皮脂の汚れ、原因菌を洗い落とし、細菌が繁殖しにくい清潔な環境を作れば、体臭の悪化を抑えられます。
体臭が気になる人、全ての人に有効な体臭予防改善方法です。
いい汗を出す
汗は、体臭を悪化させるもっとも大きな原因のように考えている人も多いかもしれませんが、汗自体はほとんど無臭です。
しかし、汗に含まれている成分が雑菌によって、分解されることで悪臭が発生します。
さらに汗にもいい汗と臭いやすい汗があり、水分がほとんどを占めるサラサラのいい汗に比べ、塩分などのミネラルを含んだネバネバした汗は、体臭を悪化させます。
ですから、体臭の予防改善のためには、いい汗をかけるようになることが大切です。
体臭改善に効果的な食品の摂取
体を清潔に保つことや、汗腺を鍛えることは、もちろん大切ですが、食事に注意することも大切です。
食事内容によっては、体の内側から体臭の予防改善が可能です。
気を付けることは大きく分けるとふたつ。
ひとつは、悪臭の元になるものを食べないことです。
そして、もうひとつは、ニオイを発生させる原因となる活性酸素を抑える食品を摂取すること。
・ニオイの原因になる食物を控える
食べた物は体を作ります。
つまり、食べ物を変えれば、体が変わります。
体臭を抑えたいなら、体臭を悪化させる食物を控えることは、必要不可欠といえるでしょう。
体臭を悪化させると考えられる食品は、ズバリ以下のようなものです。
- 肉類
- ジャンクフード
- 揚げ物など油っぽいもの
- チーズなどの乳製品
これらは、動物性脂肪が多く含まれているために、皮脂の分泌が過剰になりがちです。
体臭がきつい人は、動物性脂肪を過剰摂取している人が多くみられます。
体臭が気になったら、これらの食品の摂取を控えるようにしてみましょう。
・抗酸化作用のある食品を摂取
体臭のなかでも「加齢臭」は、9−ヘキサデセン酸が活性酸素によって酸化し、引き起こされるニオイです。
この加齢臭を抑制するためには、酸化を防ぐ抗酸化作用のある食品の摂取が効果的です。
ちなみに、抗酸化効果がある栄養素は以下のようなものがあります。
- ビタミンC
- ビタミンE
- βカロチン
- リコピン
- アントシアニン
- カテキン
- イソフラボン
- ルチン
- セサミン
- クルクミン
- ケルセチン
- クロロゲン酸
- カプサイシン
- フコキサンチン
体臭サプリの摂取
体臭の予防改善には、体を清潔に保ち、汗腺をきたえ、食事を見直すことが大切ですが、体臭サプリを摂取することで、さらなる相乗効果が期待できます。
体臭サプリには大きく分けて、体臭を改善する消臭成分が含まれているものと、ほかの香りをつけることで体臭をごまかすタイプのものの2種類があります。
おすすめなのは、最初に述べた体臭を改善する消臭成分が含まれているものです。
ちなみに消臭効果のある成分には、以下のようなものがあります。
- シソの葉
- 緑茶
- 柿の葉
- ヨモギの葉
- キダチアロエ
- ヒノキの葉
- 山椒
- 甘茶ヅル
- 熊笹
- レモン
- ニンジンの葉
- シラカバ
体臭サプリにはさまざまな種類がありますが、消臭効果成分が多く含まれているものを選びましょう。
アルコールを控える
体臭と大きく関係しているものに、アルコールがあります。
ストレス発散には、多少の飲酒も必要かもしれませんが、飲み過ぎは要注意。
アルコールは、飲みすぎると、体臭を悪化させます。
お酒を飲むと体温が上がり、汗をかきやすくなります。
大量の汗は、体臭を悪化させるひとつの大きな要因です。
しかし汗より問題なのは、アルコールが分解されることで形成されるアセドアルデヒドという物質です。
お酒を飲みすぎるとアセドアルデヒドの分解が追いつかなくなります。
アセドアルデビドは、血液を通して身体中を巡り、汗と一緒に体外へ排出され、そのときに悪臭を放ちます。
また、アルコールを常に飲んでいると、肝臓の機能が低下しやすくなります。
たんぱく質が分解されるときに発生する、アンモニアも肝臓が分解するのですが、肝機能が低下すると、肝臓が分解すべきアンモニアの分解が間に合いません。
そのため、血液を通して、アンモニアが体全体に運ばれてしまい、アンモニアを含んだ汗が排出されることになるのです。
汗は本来、ほぼ無臭のはずなのに、アンモニアを含んだ汗は、アンモニア臭が漂います。
そのうえ、アンモニア臭の汗が雑菌に分解されるときは、さらに悪臭を放つため、ダブルに悲惨な状態に。
仕事上の付き合いもあり、完全に禁酒するのは難しくても飲酒はなるべく控えることが、体臭の予防改善には必要です。
禁煙する
タバコを吸う人はどうしても口臭が悪化しがちです。
また、タバコのニオイが体臭と合わさって、さらに嫌なニオイにもなります。
それだけではありません。
喫煙は体臭改善をする上で、大きな障害になっているのです。
そのひとつが、血行を悪化させることです。
血行が悪くなると、新陳代謝が低下します。
新陳代謝が低下すると、体内にニオイの原因になる老廃物が、たまりやすくなってしまいかねません。
また喫煙は、せっかく摂取した抗酸化作用のあるビタミンやミネラルなどを壊してしまいます。
体臭の予防改善には、抗酸化作用がある食べ物を摂取することが大事ですが、喫煙することで、それらの効果を台無しにしてしまうのです。
そのため本気で、体臭の予防改善を望むのであれば、食事に気をつけると同時に禁煙が必要になってきます。
とくに加齢臭が気になる人は、禁煙をおすすめます。
ストレスをためない
ストレスと体臭は無関係のように思えますが、そうではありません。
強いストレス下に長期間置かれると、体臭が悪化することがよくあります。
ストレスは活性酸素を増加させるため、加齢臭が発生しやすくなるのです。
またストレスは、自律神経のバランスを悪化させるため、新陳代謝が低下したり、腸内環境が悪化することによって老廃物が増え、血液中に流れます。
このようにして血液中に乳酸やアンモニアが増えると、それが体外に排出され、悪臭を放ちます。
皮ふを清潔に保つことも大切ですが、体の中で悪臭の元を作り出さないようにするのも、大切な体臭の予防解消法です。
ストレス解消法はさまざまですが、ゆっくり入浴したり、適度な運動は、リラックス状態になりやすいため、オススメです。
ほかの体臭の予防解消方法を組み合わせて、ストレスを溜め込まないようにしていきましょう。
デオドラント製品を使う
それぞれのニオイに応じた、デオドラント製品を使うのもひとつです。
デオドラント製品は、臭いの原因にアプローチするものが多く、手軽に使えるのでオススメできます。
体臭のセルフチェック方法について
こちらも、Web及び、専門書の情報から…。
物理的チェックと、生活習慣的チェックの両面から、自分の体臭をチェックすることが必要なようです。
物理的チェック
日着ていた服やインナーのニオイを確認
加齢臭 どんな臭い 洗濯物
自分の体や脇に直接鼻をつけて体臭をチェックしても、なかなか客観的にニオイは嗅げないですよね。そこで、臭いが移ったものを一度体から離して体臭をチェックしてみましょう。
手順は次の通りです。
①まず、1日中着ていた服やインナーを脱いで、ビニール袋に入れる!
脇や肌に直接触れていたものだと、ニオイがわかりやすいので
②そのまま、入浴もしくはシャワーを浴びます。
こうすることで、嗅ぎなれた自分のニオイを洗い流して、鼻をリセットできると言われています。
③シャワーから出たら、ビニール袋に入れた服のニオイを嗅いでみましょう。
それが、あなたの体臭です。
・脇汗をティッシュやラップフィルムにつけてニオイを確認
オイリーメイクティッシュオフ
脇などニオイが出やすい部分に鼻を近づけて体臭をチャックしても、なかなか客観的にニオイの強さを感じることはできないですよね。
そこで、脇をティッシュ、もしくはラップフィルムでこすってみてください。
ティッシュは、無香タイプのものを使いましょう。ラップフィルムはもともと無臭なので、こすりつけたニオイがわかりやすい素材だそうです。
脇をこすったら、深呼吸をして、嗅覚をリセットしてからニオイを嗅いでみてください。この方法は、ワキガも感じやすくなると言われています。
・枕やパジャマのニオイを確認
寝具・枕
枕やパジャマのニオイを確認してみましょう。
30代以上の方で、枕から油っぽいニオイがしたら加齢臭と呼ばれる体臭が出ている可能性があると言われています。
朝、シャワーを浴びるか、外の空気を深呼吸して鼻をリセットし、それから脱いだパジャマや使っていた枕のニオイを嗅いでみてください。
自分の体質や生活習慣チェック
チェック項目は以下の通りです
□耳垢が湿っていて、やわらかい
□衣服の脇の下の部分が汗で黄色く変色することがある
□運動不足ぎみ もしくは 体を動かすのが嫌い
□ストレスを感じることが多い
□脂っこい料理や肉類が好物でよく食べる
□甘いものをよく食べる
□お酒をよく飲む
□便秘ぎみである
□家族に体臭の強い人がいる
□30代以上
周囲を不快にする体臭…。これはまず、自分の努力で防ぐことが出来るものがほとんどです…。
どうか、このようなことをちゃんと心がけて、スメハラの加害者として
辛い思いをすることのないような毎日、過ごせたらいいですね…。